読んでますか(時代の流れを)?
2013年3月16日に、福岡でシステム開発を行なっている有限会社フロッグマンオフィスが、電子書籍の販売プラットフォーム「HonYeah!」をリリースしていました。
フロッグマンオフィスは、2001年9月3日に設立された10年以上の社歴をもった会社です。
この業態の企業で10年の社歴は長い方だと思うのですが、次世代型ECサイトのトータルソリューション「CS-Cart.jp」などを開始したり、HonYeah!を開始したりと、フットワークが軽く、非常に面白い会社です。
魅力として打ち出しているのは、驚きの印税率
アマゾンの一般的な手数料率65%に対して、1配信あたり15%プラス7円と3分の1以下の手数料とのことで、印税率は、80%を超えています。
例えば、500円の電子書籍(ファイルサイズ10MB)の場合は、手数料は82円、著者印税は418円で、手数料率16.4%になっています。
ただし、140円未満の電子書籍は、例外で手数料が20%を超えます。
例えば、100円の電子書籍の場合は、手数料は22円、著者印税は78円で、手数料率22%になっています。
しかし、これも、アマゾンに比べると大きく下回る手数料率です。
様々なファイル形式で販売可能
ePub、PDFといった形式から、WordやPower Point、JPEGなど様々な形式でのファイルを販売できるようになっており、電子書籍販売のためには、ファイル形式を指定される場合が多いそうですが、HonYeah!では、そういうことはないようです。
電子書籍のフリーマーケット
現在は、リリースと同時にアマゾン kindle Direct Publishingでシリーズ総計4000部以上を売り上げている、森山たつを氏の「もりぞお世界一周紀行」シリーズおよび、kindle store総合ランキング100位以内を100日以上キープしているロングセラー・大石哲之氏の「コンサルタントの読書術」など、おそらく19書籍が販売されています。
プレスリリースによれば、今後はさらに、個人出版する作家だけでなく、普通のサラリーマンや主婦がちょっとした情報を販売する「電子書籍のフリーマーケット」として、用途を拡大していくそうです。
この安価で販売されていく電子書籍の今の流れを考えると、高額で悪質な情報商材が無くなりそうな気がしますね。