【イベントレポート】 どうやってChatGPTと、よかアイデア出すと?

【イベントレポート】 どうやってChatGPTと、よかアイデア出すと?
Report

小さな非日常体験にトライしてみるミニイベント「WARAKU GIG.」

今回は九州先端科学技術研究所さんとの共同主催で、ChatGPTの有効的な使い方を学べる勉強会でした。

 

開催背景

どんなときでも文句を言わず、何でも相談に乗ってくれる超優秀な後輩が居たら、非常に心強いと思いませんか?ChatGPTはただ文章を生成するのではなく、相談相手として使う方法が最も便利と言われています。

ChatGPTは大変便利で、社会へのインパクトが大変大きいと言われる一方で、使ったことのあまりない人にとっては、日常生活のどのような場面で使うかイメージが湧かないのではないでしょうか?

そのような疑問を解消するために本イベントは開催されました。

 

開催概要

このイベントは、実際に手を動かしながらChatGPTについて学び、どのような使い方ができるのかを持ち帰っていただくことを目的としていました。

またグループワークでは普段接することのない学生や社会人など、多様な属性の人々との交流を通して、「自分だったらどうやって使うか」という視点で意見交換がされており、大変活発な議論がされていました。

 

講演について

- chat gptに興味津々な一同。公演が始まる前から盛り上がっていました。

 

講演では九州先端科学技術研究所の野中さんから、ChatGPTの学習元のデータや基本的な原理、応用例についてデモンストレーションを交えながらご説明をいただきました。

基礎的なプロンプトから見たこともないプロンプトまで知ることができ、ChatGPTについての理解がとても深まりました。

大変盛況で部屋が暑かったですね!最初からエアコンを強設定にすべきでした。反省です。

 

ワークショップについて

このワークではChat GPTへの質問をいちいち考えず、たくさん試行錯誤ができるように質問シートをお配りしており、たくさんの質問例の中から、状況に合わせて試行錯誤をしていただきました。

特にChatGPT内に専門家を2人作って、対談してもらうというテクニックは驚きでした。

皆さんのコミュニケーション力のおかげで、活発な意見交換がなされ大盛りあがりでした。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?皆さんが気になっているテーマだけあって大変盛況で、何より野村さんの講演でグッと理解が深まりました。

生成AIに詳しい方がワークショップにも付いてくださるので、円滑にグループワークも進みました。

今後も勉強会を実施予定です。以下のDiscordサーバーにて明星和楽の各種案内をさせていただきます。気になった方はお気軽にご参加ください!

明星和楽ディスコードサーバー

次回もWARAKU GIG.をお楽しみに!

WARAKU GIG.とは?
異なるジャンルの人との交流や、普段やらないこと、やったことの無いことへの小さな体験を通じて、トライするマインドを育てると共に、柔軟で新しい発想を生み出すきっかけとなることを目指しています。

 

明星和楽について

「異種交創」を体現する

テクノロジーの進化によって加速度的に変化が多様化する現代において、未来を予測することは誰にもできません。重要なのは未来を予測することではなく、予測できない未来の変化に対応していく力ではないでしょうか。

そんな生き残るための力を身につけるためには、特定の価値観に固執するのではなく、多様な価値観・バックグラウンドを持つ人々とリアルなコミュニケーションを図り、感覚を揺さぶることが重要だと私たちは考えます。

明星和楽は、年齢やポジションに関係なく「異種」な人々が「交」わる場として機能し、新しいモノ・コトを「創」り出す仕掛けであり、”装置”です。

ここから生み出されたモノ・コトが、アジア、ひいては世界を席巻するムーブメントになることを目指します。

 

 

 

ワークショップコラム:

ワークショップでは、「生成AI」「デザイン」のテーマについて、プレゼンのアウトラインをAIとの共創によってつくっていただきました。あえてテーマは分かりにくく抽象度の高いものにしていたので、少し混乱はありましたが、皆さんのコミュニケーション力のおかげで、活発な意見交換がなされました。

例えば「生成AI」についてプレゼンをつくるとしましょう。「生成AIについて教えて」と聞くと、それらしい回答が帰ってくるかもしれませんが、それは抽象度の高く、上っ面をはねたような回答ではないでしょうか?

もしもっと詰めた内容のプレゼンをつくりたい場合、もっと詳細なお願いをする必要があります。

それは、「誰に対して」「どのような情報を」「どのような伝え方で」など色々自分の指示に足りていない情報を提供することです。文脈(コンテキスト)の共有が大事、ということですね。

(例えば、、、)
「生成AIについて、単語は知っているが内容に関する知識の乏しい文系の大学生に対して」「普段の生活に役立てるという視点で」「生成AIに詳しいビジネスパーソンが番組で話すような内容で」「5分程度のプレゼンテーションのアウトラインを作成してください」…など色々会話をすることで詳細になっていきます。

自分がどのような指示を出したいのかが分かっていないと、AIにきちんとした指示を出せず、AIも頓珍漢なことや、具体性に欠ける回答をしてきます。そのため相談相手に見立てて、違うことを言ったら「思っていることと違う!」「〇〇に関する情報を踏まえて回答して。」と会話をして、自分の持っている背景情報、コンテキストを共有していくことが重要です。

このワークでは質問の試行錯誤がたくさんできるように、質問シートをお配りしており、膨大な質問例の中から、状況に合わせてAIとの対話をしていただきました。

将来AIが賢くなっていき個人に最適化されていくにつれ、このようなテクニックは要らなくなるかもしれません。自分がどのような存在で、何をしてほしいのかをAIが膨大な情報から勝手に汲み取ってくれるようになるかもしれませんね。

ただ独自の視点を持ってなにかに取り組もうとするとき、自分が何をしたいのか、相手に何をしてほしいのかを明確にする力は非常に重要だと考えます。