国連によれば、現在全世界で飢餓状態にある人の割合は9人に1人といわれています。さらに、アフリカでは4人に1人が栄養不足。サハラ砂漠以南のアフリカ諸国など世界84ヶ国が食糧援助を受けており、世界の穀物在庫量は今後減少していくことが予想されています。
世界的な食料危機が起これば、食料自給率の低い日本は非常に深刻な状況に陥ることが予想されます。一見関係のなさそうな日本ですが、早急に対策を立てる必要があるのと同時に、より多くの日本人が食糧危機に関する知識をつけるべきではないでしょうか。
「次世代のための食の循環」をテーマにした今回の特集では、テクノロジーを駆使することで「食」にまつわる課題に取り組んでいる人にフォーカスしました。
有限である「食」を消費し続ける私たちが、少しでも次世代まで意識した取り組みができるか。そのひとつの答えが、食とテクノロジーの交創で生まれる“循環”にあるかもしれません。
「次世代のための食の循環」をテーマにした今回の特集では、テクノロジーを駆使することで「食」にまつわる課題に取り組んでいる人にフォーカスしました。