「ルールはローパフォーマー、ビジョンはハイパフォーマー」Waraku GIG vol.24イベントレポート

「ルールはローパフォーマー、ビジョンはハイパフォーマー」Waraku GIG vol.24イベントレポート
Report

明星和楽のコンセプトである「異種交創」をテーマに小さな非日常体験にトライするオープンな機会、WARAKU GIG。第24回目となるWARAKU GIGのテーマは「顧客体験(CX)」!

起業家として、そしてクリエイターとしてご活躍されている

  • ラクサス・テクノロジーズ代表取締役社長 児玉さん
  • The Breakthrough Company GO代表取締役 三浦さん

をお招きして、「顧客体験(CX)」をテーマにお話していただきました。

波乱の幕開け!?

90名を超える応募があった本イベント。スタートからいきなり

「CXについての話をめっちゃ聞きたいか、CXの話をざっくり聞いた後にいろんな面白おかしい話を聞きたいか。学びの多い話がいいのか、やんちゃな話が多い方がいいのか拍手で教えてください!」(三浦さん)

案の定と言いますか、WARAKU GIGらしく後者を希望する方が大多数。

ということで冒頭にCXの話、その後児玉さん三浦さんの人生観も踏まえたやんちゃな話をしていただくことに!

顧客体験(CX)の作り方

18歳で最初の起業をしてから、今回で4度目の起業という経歴の持ち主である児玉さんが、サービスを創るときに大切にされていることは

“ペルソナという架空の人物像に対して考えるのではなく、本当に実在する1人をイメージしてつくる”

ことだという。また1人にこだわる顧客体験創造として、三浦さんが例にあげたのがONE PIECE FILM Zの制作背景。ONE PIECE FILM Zは放送作家の鈴木さんが、BSフジに出向した荒井さんたった1人を激烈に喜ばせるためにつくられたそう。

Laxusの利用継続率の高さ

「月額6800円で1 万3000種類のバッグが借り放題」という高級ブランドバッグのシェアリングサービス『Laxus(ラクサス)』は2015年2月のサービス開始から2年でアプリダウンロード30万件、有料会員1万2000人を獲得。

そしてなんとおよそ95%のお客様が継続してラクサスのサービスを利用されているそう。なぜこんなにも継続率が高いのか。Laxusではアプリを徹底的にシンプルにすることにこだわっているとのこと。

しかし、そういった手軽さをPRしてもなかなか獲得にすすまない。そこで今、Laxusでは現在40日間無料体験を行なっている。その背景には「安さは獲得に向いてる、手軽さは継続に向いてる。」という児玉さんの考えがある。

ルールはローパフォーマー。ビジョンはハイパフォーマー。

参加者の方の思いついたことはデータ化してますか?という質問からお二人がアイデアをメモしているメモ帳にあるこの言葉の話へ。

「組織を運営する上でつくるルールはローパフォーマー向け、あまり自分で動機を作れない人のためにある。一方でルールはハイパフォーマーの足枷になることが多い。優秀な奴は死ぬほど頑張るし自分の健康管理もちゃんとする。彼らに必要なのはビジョンである。ハイパフォーマーはビジョンがあれば勝手に動く。したがって自分の組織にどんな人間がいるかでルールとビジョンの使い方を考える必要がある」

と三浦さんは話す。

顧客体験から組織論、そして人生観までも

今回のWARAKU GIG vol.24は児玉さん、三浦さんに元々のテーマであった顧客体験だけではなく、経営者としてどのように組織を動かしているのか、社長としてできることは何かといったお話までしていただき、非常に濃い内容のイベントとなりました。

他にどんなキーワードが出たのか、どんな話が繰り広げられていたのか気になる方は、ぜひTwitterで「#warakugig」と検索してみてください!!

イベント内でのツイートをまとめたモーメントも公開されています!

WARAKU GIG.は毎月(基本的には第3火曜日)開催しております。

興味のある方はぜひチェックしてみてください!