福岡市の盛り上がりはスタートアップだけに留まりません。
旧大名小学校跡地に設立されたFUKUOKA Growth Nextをはじめ、何かと「スタートアップ都市」としての盛り上がりがみられる福岡ですが、来たる11月7日(火)、FUKUOKA STARTUP SELECTION 2017が開催されるようです。
FUKUOKA STARTUP SELECTIONとは?
スタートアップ企業や地場企業、ベンチャーキャピタル等が一堂に会し、繋がることで新たなビジネスチャンスを生むマッチングイベント「FUKUOKA STARTUP SELECTION」。
今年のテーマは「Connecting for Future Business」。未来に繋がる新たなビジネスを創出するために、スタートアップ企業・地場企業・ベンチャーキャピタル等の連携を深めます。
特別講演やピッチ、企業ブース、ワークショップなど様々なコンテンツを通して、ビジネスが生まれるきっかけの場を提供します。
公式にはこのように紹介されている本イベント。どうやらスタートアップ企業と大企業・中小企業をマッチングさせて新しいビジネスを創出するきっかけ作りの場となることを目指しているようです。イベントの主催は福岡市であり、行政が主導となって開催されているというのは他のイベントにはない特徴でしょうか。今年もスタートアップ企業によるピッチや展示会、福岡で活躍している先進企業による各種テーマのトークセッションなど、様々なコンテンツが繰り広げられるようです。
また、今年はスペシャルゲストとして堀江 貴文氏も参加され、特別講演も行われます。ホリエモンがくるとなると、急に「なんだかこのイベントって凄いんじゃないか」という気がしてきます。当日のイベントスケジュールを眺めていても、どのプログラムに参加するか迷ってしまうくらいコンテンツ盛りだくさんな模様です。
福岡市の都市としての可能性
このように行政も含め都市一体となってスタートアップ・地場企業の連携を促進しようとする取り組みは、他の地域には例を見ないように感じます。近年スタートアップ都市として盛り上がっている福岡ですが、それに加えてスタートアップと地場企業の連携事例が増え、新しいビジネスが成功していけば、その分野における先進都市となれるはずです。また、コンパクトシティと呼ばれる集積的な企業の立地、FUKUOKA Growth Nextの登場などにより、そのポテンシャルはかなり高いのでは?とも感じます。
しかし、現実的にこのようなオープンイノベーション的な協業にはまだまだ課題も多く、実際にスタートアップ企業、既存企業が協業を図るとなると、多くのギャップが存在しておりなかなかうまくいかないものです。このFUKUOKA STARTUP SELECTIONはスタートアップ企業、地場企業、双方が理解を深められ、様々な連携のきっかけとなるイベントになるのではないかと思っています。