世界を動かすイノベーションを九州から、ハッカソンイベント「イノベート・ハブ 九州」

世界を動かすイノベーションを九州から、ハッカソンイベント「イノベート・ハブ 九州」

innovatehubプログラマ達が黙々とハックを楽しむハッカソンは今は昔。巷には企業がホストするビジネス系のハッカソンが多くなり、かつての参加者の中には「企業が無料でノウハウを盗もうとしているんじゃないか?」くらいのネガティブな印象を持つ人も出てきてしまいました。おかげでハッカソン人気は下がり、黙々とハックを楽しむハッカソンは名前を「もくもく会」と変えなければいけない羽目に。

今回紹介するのは、そのエッヂなプログラマーから倦厭されている「ビジネス系のハッカソン」とはちょっと違っているかもしれない。プログラマが純粋にプログラミングを楽しんでハイになるハッカソンとは違うのだけど、単なるビジネス系のハッカソンにしては突き抜けているかも。

innovativehack-kyushu

イノベートハブ九州」は、日本アイ・ビー・エム株式会社が主催する、ハッカソンを通じてアイデアやサービスを事業化へと導くプログラムです。発掘フェーズ(Hack)、構築フェーズ(Build)、発展フェーズ(Grow)と3段階に分かれており、今までハッカソン後に主催のサポートなどが無く、なにも起こらなかったビジネス系ハッカソンと違って、企業やベンチャー・キャピタルとのマッチングを通じて、海外展開も視野に入れたビジネスの拡大をサポートすることが最大の特徴かと察します。

graph

2016年8月1日に開催される事前説明会とアイデアソンは、福岡市内のTKPガーデンシティ天神で開催され、東京のサムライスタートアップアイランドにサテライトがあり、最終日のDemoDayにてデモをおこなうために誰か一人、福岡のJR九州ホールに来る必要があるものの、基本的にはどこからでも参加できる仕組みのようです。

現在、既に40組を超える申し込みがあり、更に九州からだけではなく、東京、そして台湾、韓国からも、申し込みがあっているとのこと。ハッカソンの概要や申し込みはイベントサイトを参照するとわかりやすいです。

協賛は、ソフトバンク株式会社をはじめ、株式会社ゼンリン、株式会社西日本新聞社、フォレストグループ、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ、株式会社安川電機など。また、福岡県、北九州市、F Ventures、特定非営利活動法人AIP、明星和楽、国立大学法人九州工業大学、株式会社サムライインキュベート、西日本鉄道株式会社、福岡地域戦略推進協議会、株式会社日本政策金融公庫など国内の協力に加えて、台湾工業技術研究院、台湾政府経済部通信産業発展推進委員会など、海外の協力も得ているようです。

 

デジトロポリスからは以上です。