少し遅いタイミングですが、是非、書きたかったので。
株式会社ペンシルは、福岡市中央区天神に本社を置く研究開発型ITコンサルティング企業で、設立20周年を迎えるあたり、老舗感を醸し出しています。
ところが、2014年1月30日のプレスリリースは、なんと「株式会社ペンシル・サンフランシスコ支店開設のお知らせ」。
米国ウェブ業界の最新情報を収集しながら、現地企業とのネットワークやパートナー関係構築を図り、高まるお客さまのグローバル展開のニーズに対応していくとのこと。
老舗かと思いきや、まだまだベンチャースピリットに満ちた英断だと感じます。
福岡にもこういう会社があるんです。
ペンシルの社長を勤める覚田氏は、2013年の10月より、100名の社員を置き去りにし、サンフランシスコのWEBコンサルティング会社「btrax」に3ヶ月の単身インターンをし、同社代表ブランドン氏の下で英国のWebマーケティングやコンサルティングを勉強したようです。
インターンが決まった際、覚田氏は以下のようにFacebookにてコメント。
サンフランシスコのWEBコンサル会社に面接を受けて、見事合格!入社決定しました!
WEBの聖地、シリコンバレー・サンフランシスコに家族で滞在し3ヶ月間サンフランシスコの会社でインターンシップとして働きます。
再来月の10月からスタートです。
友人であり尊敬するチャットワーク山本社長のおかげです。
がんばりま〜す!
軽い!
その歳、49歳。
軽い!
若者に「お前も頑張れよ」と言わんばかりの行動の後、すぐにサンフランシスコに支社を設立。
軽い!
しかも、覚田氏、英語が堪能なわけでもありません。
軽い!
そして、その覚田氏がインターン中のbtraxのブランドン氏とのおしゃべりがまた、興味深い。
アメリカでWEB制作会社が存続できない理由。
[youtube url=”http://www.youtube.com/watch?v=i4PxgbS6fUY”]
サンフランシスコやシリコンバレーでは日本よりもWEBマーケティングの重要性を理解し、社内にWEB制作やWEBマーケティングの仕組みを持つようです。
なので、制作を社外に頼むときは、スゴク尖った会社で凄腕のデザイナーがいるとか、UIやエクスペリエンスが優れているとか、特別な会社にだけ依頼されるとのこと。
詳しくは動画を見て欲しい。
おそらく、日本もそういう状況に近くなっていくと感じていますが、覚田氏も同様にそのような空気感を感じたので、今回のインターンシップやサンフランシスコ支社の立ち上げに踏み切ったのだろうと思います。
もう一つ、両名の対談の動画「日本企業がアメリカで失敗する12の理由と12の成功の秘訣」も合わせて見ておきたいですね。
[youtube url=”http://www.youtube.com/watch?v=lhjSwNyidfE”]
最後に覚田氏から、一発、メッセージをいただきました。
今年、20年目に突入したペンシルは次の10年を見据えて、クライアントや、日本経済、福岡を活性化のために、日本企業のアメリカ展開やグローバル展開、アメリカ企業やグローバル企業の日本展開を支援していきます。それとともに、その企業が実質的な成果を出したいときに、ペンシルのリアルな「売上を上げる」WEBコンサルを提供していきますので、お楽しみに!
学生が重宝されているスタートアップシーンですが、40オーバーからのチャレンジの凄みがこれからでてくるのではないかと感じます。
いやあ、覚田氏、カッコいいですね。
シリコンバレー(福岡)からは、以上になります。