2023年4月3日にWARAKU GIGを開催しました!
今回はNewaPicksさんとのコラボイベント。
編集のプロ中のプロ、林亜季(はやし・あき)氏から、現在の広報・PRのトレンドや抑えるべきポイント、そして事例を用いながら、真に伝わる広報・PRとは何かを語っていただけました。
講師プロフィール
林亜季(はやし・あき)
AlphaDrive執行役員 統括編集長(AlphaDrive/NewsPicks編集統括)
ブランドジャーナリズム代表取締役
2009年、朝日新聞社に入社。地方記者、メディアラボ、経済部記者を経て退社。2017年、ハフポスト日本版へ。チーフ・クリエイティブ・ディレクターとして黒字化を実現。2018年7月、Forbes JAPANへ。同年12月から2020年5月までWeb編集長を務めた。同年7月、NewsPicks for Business編集長 兼 AlphaDrive統括編集長に就任。2022年1月よりAlphaDrive執行役員 統括編集長(現職)。同月、株式会社ブランドジャーナリズムを設立。
イベントレポート
私たちにも必要なジャーナリズムの視点
情報の流れが激しく、企業からのメッセージが市場に溢れかえる現代において、自社の声はなかなか届きにくい。そのような中で、「伝えたい」を「伝わる」に変えていくにはどうすればよいのでしょうか?
PRTimesにはなんと累計100万件ものリリースがあり、リリースの増加速度も増しているとのこと。プレスリリースがそのように飽和状態に達する一方で、メディアの拡大戦略、書き手不足が進行しており、結果としてリリースをそのままニュースとして掲載するメディアが増えているらしいです。
私たちが書いたリリースは、直接SNSやニュースとなる可能性があり、そのため書き手同様の言葉遣いや質が求められている、ということ!
書き手の技術を学ばないわけにはいきませんね。
「伝えたい」を「伝わる」に変えていくにはどうすればよいのか。
その問いに答えてくれるのがまさに「ジャーナリズムの視点」の持ち込みでした。これは単に情報を発信するだけでなく、その情報が読者にとって鮮明で魅力的に伝わるよう、ストーリーテリングやナラティブ、編集思考を取り入れることを意味しています。
例えばこんな感じ
「新商品を発売しました」
「いよいよ営業再開」
こういった興味を持ってもらいにくいトピックも、言い方を変えるだけでかなり読みたい気持ちを誘われますね。
「苦節10年、従来商品の100倍スペックを実現できた理由」
「店長より。この2ヶ月の苦悩を聞いてほしい」
全然印象が違います!
ノウハウが盛りだくさん
「伝えたい」→「伝わる」を実現するために、記者から学べる技術をたくさん紹介していただけました。
例えばその一つとして使われるのが「ナラティブ」
ナラティブとは、「私を主語にして、語られる物語」のことで、単に事実を述べるのではなく、私を軸に話すと人間性が増すため、目を引くという技術。
例えば
これで「軽症」というのか、新型コロナ感染で入院中、渡辺一誠さんの酒器
不思議です。思わず目を引きますね。
「伝えたい」→「伝わる」を叶えるポイント
その他にもイベント中にもたくさんのノウハウを教えていただけましたが、【「伝えたい」→「伝わる」を叶えるポイント】として、ご紹介いただいたポイントを3つご紹介します。
- ナラティブの威力
- 読者(消費者、生活者)目線で考える
- そのリリースは、「ニュース」や「魅力的なコンテンツ」になっていますか?
- 自分が一読者なら、思わずクリックしますか? SNSで紹介しようと思いますか?
- 「まっさらな目」で読み直していますか?
- 時事性、社会性、批評性を意識
自分に刺さります。笑
以上、イベントレポートでした。次回もお楽しみに!
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明星和楽について
「異種交創」を体現する
テクノロジーの進化によって加速度的に変化が多様化する現代において、未来を予測することは誰にもできません。重要なのは未来を予測することではなく、予測できない未来の変化に対応していく力ではないでしょうか。
そんな生き残るための力を身につけるためには、特定の価値観に固執するのではなく、多様な価値観・バックグラウンドを持つ人々とリアルなコミュニケーションを図り、感覚を揺さぶることが重要だと私たちは考えます。
明星和楽は、年齢やポジションに関係なく「異種」な人々が「交」わる場として機能し、新しいモノ・コトを「創」り出す仕掛けであり、”装置”です。
ここから生み出されたモノ・コトが、アジア、ひいては世界を席巻するムーブメントになることを目指します。