日本のあらゆる出来事は福岡市生まれの妖怪のせいなのですが、WordPressの日本公式キャラクター「わぷー」も妖怪なのでしょうか?
同キャラクターを産んだカネウチカズコ氏は、福岡市にある合同会社CGFMのデザイナー。
2011年に福岡で行われたWordCamp(WordPressのイベント)で配布されたマグカップの底のデザインで初めて公開され、それから4年経過した今、大変な人気を博しているようです。
わぷーは、「GPL バージョン2 またはそれ以降のバージョン」というライセンスで公開されており、著作権は作者に帰属しますが、改変・編集を加えて自由に使うことができ、沢山の「ご当地わぷー」というべき「わぷー」が誕生しています。
その「わぷー」が、2015年3月にロンドンで行われたWordCampのポスターにて、パンクなファッションで登場しました。
何か嫌なことでもあったのでしょうか。
それとも、大人になろうとしているのでしょうか。
WordCamp London 2015 was held at the London Metropolitan University this weekend. The sold-out event attracted 600 attendees from the local UK WordPress communities and beyond.
In selecting a theme for the event, organizers drew inspiration from London’s punk subculture, which emerged in the mid-1970’s. The posters, lanyards, t-shirts, and custom wapuu designs all exemplified punk style (minus the angst and anarchy).
カスタマイズが容易なキャラクターデザインと、いい塩梅のライセンス体系と、WordPressユーザーコミュニティーの人を引きつける力が、このような現象を引き起こしたのでしょうね。
当初、日本国内だけの公式キャラクターだったのですが、今や世界の「わぷー」になりつつあり、ロッキーな感じの「わぷー」も(おそらく)フィラデルフィアで生まれています。
2015年4月18日と19日に行われる「WordCamp Belgrade(ベオグラード、セルビア共和国および新ユーゴスラビアの首都)」のオフィシャルマスコットに、「わぷーじろー」という名前のマスコットがいるようです。
Wapuujlo, official mascot of WordCamp Belgrade http://wp.me/p4VWWa-aN
海を超えて大活躍の「わぷー」。
感覚ですが、日本の「ゆるキャラ」のようなキャラクターは、海外でも大変な人気を得ることが出来るくらいのパワーを持っているようです。
ゆるキャラ、あなどれないですね。
また、国産CMSのBaserCMSの公式キャラ「べっしー」も、カネウチカズコ氏作です。
デジトロポリスからは以上です。