国家戦略特区の「グローバル創業・雇用創出特区」として創業の支援と雇用の創出に取り組んでいる福岡市ですが、その取り組みの一つである”起業を志す人を支援する場”のスタートアップカフェが『MARKET PLACE(マーケットプレイス)』という新しい支援を始めたようです。
マーケットプレイスとはインターネット上に存在する物の売り手と買い手が自由に参加できる取引市場。個人と企業の双方の参加での取引ができる。これは多くの企業間での電子商取引(B2B)を実現させるもので「e-マーケットプレイス」とも呼ばれている。現在はあらゆる産業がここで仕入れており、自動車部品や鉄鋼や建築素材などの調達までも行われている。マーケットプレイスが登場するまではネット上では一対多での取引が行われていたが、これの登場から不特定多数の多対多の取引が可能となり、従来よりも調達コストが抑えられるようになった。中間流通業者や新規開拓や営業を削減できたり、在庫管理が容易になるという点でもコストを削減できるようになった。
『Wikipedia 「マーケットプレイス」から』
スタートアップカフェの『MARKET PLACE(マーケットプレイス)』は会社設立時の役所向け書類作成、日々の運営で必要となるカード決済、経理処理などに役立つサービスを期間限定で割引で使用できる支援となっているようですので、本来のマーケットプレイスとは異なりますが、2015年4月25日の時点で以下のサービス支援を受けることができるようです。
- freee(クラウド会計ソフト)
- MFクラウド会計(クラウド会計ソフト)
- スマレジ(クラウド版POSレジ)
- GMO FINANCAIL GATE(カード決済端末)
- CrowdWorks(クラウドソーシング)
- crevo(動画制作プラットフォーム)
- gengo(翻訳プラットフォーム)
- Qiita:Team(社内向け情報共有ツール)
- ラクスル(クラウド型ネット印刷)
- Bizer(クラウド型バックオフィス)
- GMO PAYMENT GATEWAY(ネット決済サービス)
- GMO APP Capsul(スマートフォンアプリ作成)
- Schoo(オンライン動画学習サービス)
- アマゾン データサービスジャパン 株式会社(クラウドサービス)
なんと、オフィス家具も無償提供を受けることができるのが驚くところです。
2015/04/25現在、オフィス家具の無償提供については『MARKET PLACE(マーケットプレイス)』に掲載されてないのですが、株式会社 ベガコーポレーションよりプレスリリースにて発表されています。
支援を受けるには、起業に役立つ情報、スタートアップカフェの最新情報、今回のような特典を受けることができる「スタートアップクラブ会員」に登録し、発行される会員カードを持って、スタートアップカフェへ直接相談に行くことが必要とのことです。
条件によって受けることができる支援が変わってくるそうですが、起業を考えている、起業したての方にとってはとても嬉しい支援では無いでしょうか?
現在、『MARKET PLACE(マーケットプレイス)』に並んでいる企業のほとんどは関東中心となっていますが、この支援を受けた福岡の企業が成長して、今度は支援する側となり並ぶというエコシステムが出来るともっと福岡から起業する人が増えるかもしれませんね!
デジトロポリスからは以上です。