周回遅れで書いてますが、Uber のライドシェア検証プログラム「みんなのUber」が、2015年2月5日よりスタートしています。
Uberとは、例によってシリコンバレーで生まれた『スマートフォンで手軽にハイヤーやタクシーを呼べる配車サービス』で、いま、世界中に爆速猛進出中です。
ブンブン。
事実上はタクシー事業を展開しながらも、タクシーの営業許可を取っていないなど、批評めいた話もある中、超人気の様子。
これは、時代の境目の予感・・・。
ブンブン。
福岡にて検証プログラムとして実施されているのは配車サービスではなく、ライドシェア(相乗り)のサービスで、日本で初めての試みだそう。
みんなのUberは、スマートフォンアプリの簡単な操作で、移動手段が必要なときに、近くで車を運転している人と即時にマッチングしてくれます。通勤、通学から、お仕事の移動、観光、買い物、飲み会の帰りまで、ライドシェアという新たな移動の選択肢をご提供します。非営利目的の本プログラムでは、有益なデータを豊富に収集するために、みんなのUberを無料でご利用いただけます。
既に多くの体験記事が公開されているので、色々と知りたい方は、読んでみてください。
- 乗るしかないこのビッグウェーブに! 福岡で始まったライドシェア「みんなのUber」を利用してみた
- Uberが福岡市でライドシェアの「みんなのUber」をスタート
- Uberが産学連携機構九州と共に、ライドシェアの「みんなのUber」を福岡市限定で提供
- 福岡についにUberが上陸!ライドシェアプログラム「みんなのUber」を早速利用してみました
- 福岡でUber使ってみた!【みんなのUber】
新しもの好きから「え、やっと?!」みたいな視線を浴びながら、乗車してみたところ、緊張感がハンパない状態でした。
知らない人のクルマに乗るんだ・・・という抵抗感を持つ人は、僕を含めてそこそこいると思いますが、一回乗ってしまえば、少し、慣れてくる感じがします。
ブンブン。
ドライバーとしては、タクシー免許が不必要で、賃金が高め(通常のバイトより)ということで、そこそこ好評の様子。
「主婦のかたが結構やってますよ」との声もあり、正式にサービス開始の際は、雇用創出もあり得る!くらいの勢いはあるかと思います。
しかしながら、他都市同様、タクシー業界が黙っていないでしょう・・・が。
このちょっと難しそうなところは、法律や、あとタクシー協会などとうまくやっていく必要がありそうですが、大自然と同じく、外来種は空気を読まず食物連鎖の上位にいきなり食い込んで、元来の生態系を変えることが多々あるため、カルチャーが出来上がってしまえば、そのまま、正式に運用されるかも?と勘ぐっています。
また、福岡市はグローバルスタートアップ国家戦略特区なので、ここで集めた有益なデータを使って「岩盤規制」なるものを破壊するという正面突破の方法もあるかもしれません。
一般車両がタクシー業務を普通に行えるとかっていう、思い切った内容でもいいですし、例えば、タクシー免許がすごく簡単に取れるようになってもいいかと思います。
ブンブン。
このような『交通手段に変化を起こす』といった文脈で忘れちゃいけないのが、国内最多車種、最安値のレンタカー予約サービス「Veecle!-experience」を展開中の、福岡市の交通革命の星、Reevo社。
おそらく、Reevo社の松尾龍馬氏もライドシェアをやりたいはず。
ただ、Uberを外来種とするなら、Reevoは国内種。
今でも、アイデアはあるものの、法律の遵守(あ、みんなのUberが順守していないって話ではないです)や、業界の空気を読んでしまったりなど、なかなか難しいだろうと思います。
グローバルスタートアップ国家戦略特区の中で、ライドシェアの一般化の流れができれば、きっと、また、変わった交通革命を起こすのではないでしょうか?
どや?
福岡でUberが始まったからVeecle!で歓迎してみた。 #便乗 #相乗りだけに
〈みんなのUber〉http://t.co/iXi43TwqU1
〈ふつうのVeecle!〉https://t.co/6k9Y1VG5Xi pic.twitter.com/JZoKvxkXLb
— 松尾龍馬 (@dadacurtiss) February 7, 2015
と、いうわけで、タクシー業界もこの流れに乗れば、新しい商売も出来るはずなので、出来上がった有益なデータを眺めてみるのも吉なのでは?
ブンブン。
デジトロポリスからは以上です。
追記:
@hsmt @oreokacom 2月5日より福岡にてライドシェア検証プログラムをスタートしました!現在いろいろなデータを収集しておりまして、終了時期などは確定しておりません。福岡の街の交通をさらによくするためのデータをもっと収集できればと思っております。よろしくお願いします!
— uberfukuoka (@uberfukuoka) February 16, 2015
『終了時期などは確定しておりません』とのことで、タイトルを変更しました。