『バスを探す 福岡』は、2013年4月23日に1万6千ダウンロードされ福岡市のバスの使い勝手を向上させ、株式会社リーボは、街にEVカーを走らせ、福岡県内の各種メディアをにぎわせています。
手作り製品を販売するminnneは、福岡市中央区天神にある岩田屋などで、リアルな場所にマーケットプレイスを開き、小さなクリエイターが自らの作品を欲しいと思ってくれる人に届ける手段を広げています。
このテクノロジーとリアルな場の掛け合わせを、傍らで見ていると、テクノロジー側からのアプローチで、街を再デザインしているかのように感じます。
まさに、Hackされシティー福岡。
そして、ここ最近で新たに『街Hack』に参入したのは、不動産データを福岡県内だけで50万件以上を保有するイエマップ。
物件数だけでなく、データの深さもかなりディープで、データマニアの悪戯のよう。
物件写真は、なんと『独自のアルゴリズム(DNA)』で、Googleストリートビューの写真を表示しています。
なので、グリグリ動かして、周辺の様子もわかります。
おそらく利益モデルは、賃貸マンションのオフィシャルページをホスティングする点だと思われます。
通常の不動産業が行なっている不動産売買の中間マージンではなく、オフィシャルページのホスティング事業として、不動産業界から別の角度で切り込みをしているように見えます。
こう言うときに『アメリカでは〜』という例を出すのがよくあるケースなので、それはやりたくないと思いつつも、ちょっと紹介したいので、書いてみますが、地域の歴代データや購入時期のトレンドなどを盛り込み、物件の適正価格を算出するZillowも、人気を集めているそうです。
つまりは、売却や購入の際に不動産会社の介在なくして適正な価格を知ることが出来る仕組みは、技術的に可能になっています。
もちろん、技術を作り使うのは人間なので、間違いはあるかもしれませんが、斡旋業に徹している不動産関係者も、既存のやり方は継続しつつも、街Hackerと一緒になって、素晴らしい街にしていく協力を求められている状況になりつつあります。
次の『街Hack』は、いったい、どういうのが来るんでしょうね?
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