NPO法人軽量Rubyフォーラムが設立されてたって知ってた?

NPO法人軽量Rubyフォーラムが設立されてたって知ってた?

2012年7月3日に行なわれたRubyコンテンツフォーラムにて、Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏を理事長としてNPO法人軽量Rubyフォーラムが設立される旨の話を、福岡CSK代表取締役社長小川千之氏が行なっていました。それから半年ほど経った2013年1月23日に、どうやら特定非営利活動法人軽量Rubyフォーラムがちゃんと設立されていた模様です。

fukuoka-csk-mruby

Rubyとは、まつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語(オブジェクト指向スクリプト言語)で、軽量Rubyとは、そのRubyを組込み開発に適用できるように軽量化したものです。経済産業省の平成22・23年度地域イノベージョン創出研究開発事業に採択されて、福岡県の全面的な支援を得ながら、福岡CSK・九州工業大学・ネットワーク応用通信研究所(まつもとゆきひろ氏)が主体となって研究・開発をしています。

軽量Rubyフォーラムは、オープンソースソフトウェアである軽量Rubyの維持・メンテナンスを行い、その様々な普及活動を通じて認知度を高めて、社会における軽量Rubyの高度な活用を実現し、社会全体の利益の増進に寄与することを目的として設立されているようです。うーむ、つまり、「軽量Rubyを維持・メンテナンスして、社会に役立てますよ!」ということです。理事長にまつもとゆきひろ氏を据え、軽量Rubyの機能拡充、軽量Ruby研修実施、軽量Ruby紹介セミナー開催、各種イベントへの出展、周辺ツールや業種別ライブラリの拡充などを行なっていくようです。

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ここのところのMakersブームを背景に、産業機器や家電製品などに内蔵される組み込み用の軽量言語Rubyができたというのは、時代を巻き込んだ大きなウネリがあるような気がしてなりません。また、福岡県にて、しばらくは「Ruby!Ruby!」と、まるで地元の名産のように声を大きく言っていた地元IT産業も、mrubyがでたことによって、本当に地元のものとして、「mRuby!mRuby!」と担ぐことができるのではないでしょうか?

このような、コア技術を使って、沢山の製品が産まれると思いますので、福岡県や福岡市が、mrubyのようなコア技術をもっともっと生み出せるような環境になっていけばいいなぁと思います。