REPORT:マジバカピッチ in future sync vol.2

REPORT:マジバカピッチ in future sync vol.2

マジなピッチと、バカなピッチを行う、マジバカピッチが、2012年5月19日に九産大学で行われた future sync vol.2 の中で行われました。future sync vol.2 は400名以上の参加申し込みがあり、多くの参加者が未来を同期(直訳)しました。

マジバカピッチには、当日急遽スピーカーに名乗りを上げた人も含め、マジだかバカだかわからないけど、14名のスピーカーが参加しました。パネリストの、株式会社paperboy&co.取締役の進浩人氏、株式会社ドーガン・アドバイザーズ取締役の林龍平氏、株式会社キューデンインフォコムの矢野恒氏、株式会社ヌーラボ代表取締役の橋本正徳の4名は、マジバカピッチの為に作られたiPhoneアプリ(非公開)を片手に、スピーカーの話を聞き「流石だな」と思ったところでボタンを押して採点をしました。

この、マジバカピッチの為に作られたiPhoneアプリは「ガッスボタン」と命名されており、1回押すとiPhoneのスピーカーから「さすガッス!」と、AIP事務局次長の村上純志氏の声が出る仕組みで、回数を重ねると「さすガッス!」ではなく「ガッス!」という台詞になり、20回目には「ド天才!」という台詞に変わる、無駄に高機能なアプリでした。作ったのは、株式会社カラクルの大久保氏。プレゼンの内容は、ソーシャルやWebサービス、環境の創出などの話題が多く、『マジなピッチとバカなピッチ』というよりは、『マジな話をバカっぽく話している』という印象を受けました。

面白い話がたくさんあったのですが、いくつかを抜粋して、レポーターの解釈にして紹介します。まずは、環境をつくっていくような話から。

  • 熱い街「福岡」に変え、5年後には、海外からいっぱい福岡を見に来る人を増やしたい。そして、六本(松)ヒルズを立てる。(FUCA/Yuichi Honda)
  • 褒めてつながるネットワークを作りたい。ソーシャルの中で出来る人と友達だということを自慢したい。そうすることによって、褒められる人とその人の得意なことがわかって何かを頼みやすくなる。(熊本大学/Chihiro Matsuda)
  • ゲーム能で社会問題(=魔王)に挑む冒険者求む!ゲーム能を育てると、いろんな社会問題が解決出来る。「ゲーム脳」ではなく、ゲームで培った能力といういみで「ゲーム能」、ゲームで培った能力をつかってビジネスに生かすイベントをやる予定。(株式会社ゆきだま/Masayasu Shigeoka)
  • 九州合同学園祭(地域や学校の枠をこえた学園祭)RAL CLOUD KYUSHUを Yahoo! DOME でやる(おおよそ1300万くらいかかる)。コンテンツは今から考える。12月8日、ヤフードームで1万人集めます!(西南学院大学/ Hirata Yoshihisa)
  • Webを利用した空きスペースの有効活用、ちょっとしたスペースをちょいっとシェアするサイト。現在、運用中で、男性6人女性3人猫1人が住んでいる(2部屋空きあり)。デッドスペースについて、貸す側と借りる側の双方の間に立って、時間貸しの物件を仲介する軒先ドットコムを参考にしている。猫が妊娠しているので里親募集。(シェアハウス~Jack-o’-Lantern~ジャックオーランタン/Ikko Nakagawa)
  • 福岡に起業とそれを支援するような風潮を作りたい。さびれた商店街の一角を貸し切ってシリコンバレーにする。コワーキングスペースのもうちょっと広くなったようなものをイメージしている。大学の近くがいい。井尻の商店街とかもいい。(NEET/Takuya Ando)
  • 博多図工室。blabやオープンソースハードウェアの盛り上がりにより、個人で物を創るムーブメントが起きている。博多図工室を作ります。(NPO法人博多図工室/Na-geek Watanabe)

次は、Webサービス。

  • 赤髪、ポロシャツ。Youtubeのように作ったゲームを共有するサービスを始める。プログラムが書けない人でもゲームが作れ仕組みを準備する。(株式会社ヴァイス/Tomotaka Imaji)
  • 「チケットが余っている人」と「チケットが欲しい人」のための無料チケットの譲り合いサービス。(銀行員/Junpei Oyamada)
  • 博多弁はかわいい。博多女子はかわいい。日本全国に博多女子のかわいさを伝えたい。博多弁目覚まし「博多女子目覚まし」!以下、かわいい博多女子の目覚まし音などが会場に流れる。(九州大学/Shinichiro Ito)
  • 若手フリーエイジェントサービス Bloom。クラウドソーシング+リアルで、紙面とWebで展開し、仕事のマッチングを行う。(フリーエージェント/Hiroki Shimono)

その他は、以下のようなお話でした。

  • スカイネットを作りたい。ビックデータの扱い方は、観測する視点が重要。作るときに協力してほしい。(株式会社カラクル/Takashi Ohkubo)
  • やる気すいっち。頭の中には 淡蒼球というやる気を出す機能を持った部分がある。淡蒼球を動かすための4つのスイッチは例えば「身体を動かす」「いつもと違うことをする」など。(グローバルブレインズ株式会社/Toshihide Mori)
  • 人生をダイナミックに変えるプラン。人生を1週間だけどのように変わりたいのかヒアリングし、1ヶ月後、演劇をしている方を雇って、劇的な1週間を過ごせるようにする。(株式会社サーバーワークス/Aya Komuro)
  • 中村俊輔は、腐らずに自分の引き出しを作っている。中村俊輔みたいに、頑張っていきたい。(福岡大学/Yosuke Warizaya)

このマジバカピッチ、どうやら明星和楽でも開催されそうです。