明星和楽2021オフィシャルレポート 〜オンラインとリアルの融合を目指して〜

明星和楽2021オフィシャルレポート 〜オンラインとリアルの融合を目指して〜
Report

明星和楽2021閉幕した。

今回の明星和楽は感染対策のため、オンラインとリアルのハイブリッド型にて開催された。

 

リアル会場は、感染対策を徹底した上で、
11月18日 awabar fukuokaにて前夜祭、
11月19日-20日 唐泊VILLAGEにてキャンプ型イベントを開催。

キャンプ型イベントでは、糸島半島の自然の中に非日常空間を作り上げた。仕事をするもよし、参加者同士で交流するもよし。あるいはワークショップを楽しんだり、トークセッションに熱中したりもできる、参加者が自由に過ごせるイベントとなった。

 

オンライン会場は、両日程ともYoutube配信にて、
11月18日 福岡市ステップアップ助成事業令和2年度受賞企業成果報告会、
11月19日-20日 オンライントークセッションが行われた。

トークセッションでは、今年のテーマ「Synthesize(シンセサイズ:合成する)」をもとに、NFT、ノマド、DX、ワーケーション、サウナ、自然、教育など、気になるテーマについて多種多様なトーク繰り広げられた。

明星和楽2021 公式サイト
https://myojowaraku.net/2021/

 

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テーマ「Synthesize(シンセサイズ)」とは

明星和楽2021のテーマは「Synthesize」。テーマ背景は以下のようになっている。

COVID-19のパンデミックは100年に一度の危機とも呼ばれ、世界中を混乱に陥れた。この混乱の最中、我々はこれからについてさまざまな視点で改めて考えさせられることになり、いまを見つめ直す機会も増えたように感じる。

2011年から始まった明星和楽は節目となる2021年を迎える。10年間の過去といま、そしてこれからを考える中で、改めてコンセプトに掲げる「異種交創」に立ち戻った。年齢やポジションに関係なく「異種」な人々が「交」わる場として機能し、新しいモノ・コトを「創」り出す仕掛けであることを目指す中で、特に「交創」のあり方をどう模索していくかがこれから重要になってくるのではないか。リアルとバーチャル、異なる業種・種族などの別々で考えられがちな要素は今後どうシンセサイズしていくのか語り合う。

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リアル会場 「WARAKU CAMP 2021」

11月19日-20日に、福岡市西区にあるキャンプ場「唐泊VILLAGE」にてWARAKU CAMPが開催された。

会場となった「唐泊VILLAGE」は昨年、「勝手にクリエイティブ大賞2020」にて、大賞を受賞したキャンプ場だ。

勝手にクリエイティブ大賞2020
https://myojowaraku.net/award/2020/

唐泊VILLAGEについて
https://karadomari.jp/about/

 

糸島半島の北東、北崎地区の集落「唐泊(からどまり)」に位置するキャンプ場。山とビーチに隣接した立地で大自然を感じることができる。

 

会場へはトゥクトゥクで向かう。トゥクトゥクでしか通れないような細い道を抜けた先には、

大小さまざまなテントが林立する会場。小さなワークショップが全体に散りばめられており、好きなタイミングで気になる場所に立ち寄ることができる。

煙を上げるピザ窯。

隣接するビーチ

インスタ映えしそうなおしゃれなバス

空を見上げるとドローンが飛び交っており、異様な空間が広がっている。

 

会場には様々な仕掛けが

WOK22氏によるライブペイント

イベント開始時には何も書かれていなかった一枚の布。

翌日には素晴らしい作品が出来上がった。アートが完成されていく現場を間近で見られる貴重な体験となったのではないだろうか。

トークセッション・配信用ブース

明星和楽オンラインでのトークセッションを配信した。参加者は自由に立ち寄って視聴することができる。ライブセッションも行われ、熱いトークを肌で感じることができる。

交流ブース

ワーケーションも可能な環境を準備した。活用方法は自由で、参加者同士が腰を据えて交流できる場としても機能した。

ピザ窯ワークショップ

明星和楽2021の開催場所決定時に製作を始めたピザ窯だが、3ヶ月を経た当日ようやく完成した。当日は最後の仕上げとしてタイル張りをキャンプ参加者とともに行なった。

完成したピザ窯でピザを焼く様子

 

夜になると場内はライトアップされ、幻想的な空間となる。

地元福岡の食材を使った豪華な夕食。写真はイノシシ肉

トークセッション・配信用ブースでは議論が白熱。こちらの様子はオンライン会場のアーカイブから確認することができる。

テントサウナには明星和楽開催中いつでも入ることができる。

早朝にはヨガのワークショップも行われた。

今回の明星和楽のために準備した特製カップ
取っ手がフックのようになっており、吊り下げることができる。

 

リアル会場は「唐泊VILLAGE」の協力のもと素晴らしいイベントとなった。都会から離れた地で自然に囲まれながらのネットワーキングでは参加者同士の緊張もほぐれ、盛んな交流が見られた。

 

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オンライン会場

前夜祭の18日にオンライン配信で行われた、福岡市ステップアップ助成事業令和二年度受賞企業成果報告会

福岡市創業者応援団評議会

古賀 光雄
福岡市創業者応援団評議会 会長
古賀マネージメント総研株式会社 代表取締役社長(公認会計士)。

伊井田 栄吉
福岡市創業者応援団評議会 副会長
株式会社ワールドホールディングス 代表取締役会長兼社長。

池内 比呂子
福岡市創業者応援団評議会 委員
株式会社テノ.ホールディングス 代表取締役社長

浮城 智和
福岡市創業者応援団評議会 委員
株式会社ベガコーポレーション 代表取締役社長

冨田 和久
福岡市創業者応援団評議会 委員
株式会社ピー・ビーシステムズ 代表取締役社長

髙島 宗一郎
福岡市長

 

令和2年度受賞者

千葉 佳祐
株式会社nanoFreaks 代表取締役

地元・北海道で漁師である祖父を海難事故で亡くしており、この問題を解決す中べく、海難救助効率化サービス『よびもり』を展開中。

大和 建太
KAICO株式会社 代表取締役

カイコでしか出来ないタンパク質を使って人・動物用のワクチンを開発を目指している。

高橋 延明
株式会社BeautyGym 代表取締役

2020年8月にセルフエステ事業を開業するもコロナの影響を受けて2021年8月に地場企業に事業を譲渡する。
店舗事業の失敗や過去にも飲食店や民泊などテナント事業を10年以上運営した経験を活かして、店舗の出店をDXする事業を新たに始める。

村岡 拓也
株式会社トイポ 代表取締役

FukuokaGrowthNextを拠点に、顧客のLTV向上を実現するミニアプリプラットフォーム”toypo”を展開。

HU ZHENCHENG
HMS株式会社 創業者・代表取締役社長

中国同濟大学客員教授、車載カメラベンチャーを立ち上げ、年間量産130万台まで成長。2018年福岡でHMS社を創立した。

DAY1(19日)

オンライン会場のスケジュールは以下の通り。それぞれの分野のプロフェッショナルをお招きし、各テーマについて熱いトークセッションが繰り広げられた。

  • アートに始まりどこへ行くのか~NFT活用の行方~
  • With コロナ時代で新しい旅の文化を創り出す方法
  • esportsセッション
  • 福岡市DXモデルケース取り組み事例紹介セッション
  • 【LIVE】売上をつくるDX ~地域×DXプロジェクト事例発表
  • 【LIVE】これからの働き方と生き方~民間と行政で考える未来の街づくり~

DAY2(20日)

  • 都市型フェスティバルオーガナイザーたちが改めて考える”リアル”とは
  • 【LIVE】海外スタートアップが語る今後のビジネス展開
  • 九州サウナの兆しとこれから
  • [観光DX元年2021]地方観光とテクノロジーが組み合わさる未来
  • 都会と自然のシンセサイズ
  • 人の可能性 / 教育の可能性

 

以上、明星和楽2021オフィシャルレポートをお届けした。

来年はどのような明星和楽となるだろうか。