明星和楽2020 オフィシャルレポート 〜初のオンライン開催、共犯関係を目指して〜

明星和楽2020 オフィシャルレポート 〜初のオンライン開催、共犯関係を目指して〜
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明星和楽2020が閉幕しました。

今年で14回目/10年目を迎える明星和楽ですが、新型コロナウイルス感染拡大予防のために初のオンライン開催。

グランドミラージュから配信のルーム「明星」と完全オンライン配信のルーム「和楽」の2つのルームからYouTube配信を行いました。

今年のテーマ「共犯関係」をもとに、GovTechや教育、働き方、コミュニティ、モビリティ、ブロックチェーン 、サウナなど多種多様なテーマにしたトークセッションを実施。ライブペインティング×DJのパフォーマンスも披露されました。

明星和楽2020 公式サイト
https://myojowaraku.net/2020/

テーマ「共犯関係」とは

明星和楽2020のテーマは「共犯関係」。このテーマを設定した経緯は以下の通りです。

少子高齢化に伴う税収減により目前に迫る行政サービスの縮小と、それによってさらに引き起こされる人口減少。

旧態依然とした行政システムが疲労を起こす中、私たち市民はどうすればこの“デス・スパイラル“から抜け出すことができるのでしょうか?

10年目を迎える明星和楽では、その解決の糸口として改めて「テクノロジー」と「関係性」に注目。最小のコストで最大の効果をだすことや、個別のニーズに応えることを得意とする「テクノロジー」を駆使し、民間対行政といった二項対立で語られがちな両者の共犯的な「関係性」を築き上げることこそ、肉薄する社会問題への挑戦と捉え、その可能性を模索します。

タブロイド誌「明星和楽」を創刊

10年目の節目に際し、タブロイド誌「明星和楽」を創刊いたしました。

明星和楽2020のテーマ「共犯関係」に基づき、「GovTechのゆくえ」を主題に国内外の事例をピックアップ。

  • #01 「行政×テクノロジーで、塗り替えられる世界地図」
  • #02 「持続可能なまちを目指して 〜奮闘する地方自治体の現状〜」
  • #03 「『公共』の地平、その先 〜パブリック/プライベートを接続する、市民のための手引き〜」

タブロイド誌は福岡を中心に、全国各地のコワーキングスペースやカフェなどで配布をしております。

最新の配布情報に関しては、以下のサイトまたは公式Twitterをご覧ください。

タブロイド誌『明星和楽』を創刊しました 〜明星和楽10年目の集大成〜
https://myojowaraku.net/article/12335

ルーム「明星」

グランドミラージュからライブ配信を行った、ルーム「明星」。

ライブペインティング×DJのパフォーマンスから幕を開け、大物ゲストが緊急参戦!?

オープニングパフォーマンス

明星和楽実行委員長 松口健司の挨拶から明星和楽2020がスタート。

グラフィックアーティスト・ WOK22 氏による、筋肉紳士集団ALLOUT 代表・AKIHITO 氏へのボディペイントを演出。

ライブペインティング中は、DJ NOMA 氏が音楽で会場を盛り上げました。

ボディペインティングを行う、WOK22 氏(左奥)とAKIHITO 氏(右前)

大物ゲストの緊急参戦

明星和楽2020では、大物ゲストが急遽参加。

ワンメディア株式会社 代表取締役・ 明石 ガクト 氏と株式会社GO  代表取締役・三浦 崇宏 氏のお二人です。

東京やアジアから見る福岡の可能性についてアツく語っていただきました。流石のトーク力には脱帽です。

緊急参戦した、シークレットゲストの明石 ガクト 氏(左)と三浦 崇宏 氏(右)

11のセッションでは、共犯関係を模索

菅・新政権もデジタル庁を創設するなど、GovTech元年と言っても過言ではない2020年。

先で紹介したタブロイド誌「明星和楽」でもGovTechを主要なテーマとして取り上げました。

セッション「GovTechセッション」では、髙島市長に加えてGovTechに明るいゲストの方々をお迎えし、

  • 日本のGovTechの現状
  • 海外のGovTechの事例
  • これからのGovTechの動き

について議論をしていただきました。

GovTechセッション (左から、石丸 修平 氏, 髙島 宗一郎 福岡市長, 池田 将 氏, 江口 晋太朗 氏)

また、健康や働き方などをテーマにしたトークセッションやスタートアップピッチを実施。

スタートアップ健康お悩み相談室 〜スタートアップは健康じゃない!?〜(左から、松口 健司 氏, 高橋 延明 氏, 橋本 華恋 氏, 佐藤 祥 氏)

 

ノマド最前線! 〜好きな時に、好きな場所で、好きな仲間と〜(左から、愛優 氏, haruna 氏, 岡村龍弥(シャンディ) 氏, KOH 氏)

 

イノベーションの共犯者達〜世界のGovTechに迫る〜(左から、ベンジャミン・ボアズ 氏, 若江 力 氏, 貴志 優紀 氏, 橋本 正徳 氏)

スタートアップに焦点をあてたコンテンツも充実!

明星和楽2020では、スタートアップに焦点をあてた3つのコンテンツ

  • 福岡市研究開発型スタートアップ成長支援補助金の令和2年度採択式
  • 福岡市ステップアップ助成事業令和元年度受賞企業成果報告会
  • FUKUOKA STARTUP SELECTION パワーマッチングピッチ

も同時に行われました。

「FUKUOKA STARTUP SELECTION パワーマッチングピッチ」では、福岡のスタートアップ企業8社が中小企業のデジタル化に関する課題解決を目的にピッチを実施。

福岡市研究開発型スタートアップ成長支援補助金の令和2年度採択式

 

福岡市ステップアップ助成事業令和元年度受賞企業成果報告会

 

FUKUOKA STARTUP SELECTION パワーマッチングピッチ①

 

FUKUOKA STARTUP SELECTION パワーマッチングピッチ②

 

ルーム「明星」のアーカイブ配信はこちらからご覧いただけます。

ルーム「和楽」

ルーム「明星」に対し、ルーム「和楽」は完全オンラインで配信。

ブロックチェーンや教育、コミュニティ、サウナ、モビリティなど、行政や民間、市民が相乗的に取り組むべき・取り組んでいる分野をテーマに、それぞれ50分間(一部60分)のトークセッションを開催しました。

ブロックチェーンセッション「「世界との契約を更新せよ。福岡から始まる『ネオ・ウエストファリア条約』」」

 

教育セッション「劇的な社会の変化の中で、教育はどう変われるのか」

 

コミュニティセッション「『コミュニティ』を解剖せよ 〜人×人、関わりのデザイン〜」

 

サウナセッション「【ととのうセッション】地方創生の文脈から見るサウナの可能性」

 

東証・福証セッション「九州からのIPO実現にむけて! ~九州の上場テックベンチャーをけん引する二人のリーダーが体験を語る~」(上から順に、冨田 和久 氏, 菅谷 俊二 氏)

 

モビリティセッション「主要部の交通と地方の交通 〜これから愛されるモビリティとは〜」(左から、波止 紗英 氏, 岡井 大輝 氏, 鳴海 禎造 氏, 日向 諒 氏)

 

都市型コミュニティセッション「都市型フェスティバルのコミュニティに迫る」

 

ルーム「和楽」のアーカイブ配信はこちらからご覧いただけます。

 

10年目 / 14回目となる明星和楽2020が閉幕。

来年はどのような形で開催できるかはまだ分かりませんが、年齢やポジションに関係なく「異種」な人々が「交」わる場として機能し、新しいモノ・コトを「創」り出す仕掛けであり、”装置”として9年間活動してきた集大成の年を迎える。

さあ、次回はどんな「異種交創」の場になるのでしょうか。次回の明星和楽にも乞うご期待!