この記事のタイトルはホッテントリーメーカーで作ったので、第2回があるかどうかは定かではないですが、「福岡移住計画オフィシャルWEBサイト|ぼくらの福岡移住計画 2014 in TOKYO」が話題になっています。
東京を中心として働くデジタルクリエイターやエンジニアと、実際に移住したクリエイターや福岡市内クリエイティブ企業との対話を通して、福岡市で働くことを、想像ではなく現実的に考えるためのイベントのようです。
行政が主に行なっている福岡移住のお勧めポイントは「クオリティーオブライフ(ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質)」です。
食べ物がおいしい、街がコンパクトである、空港へのアクセスが容易である、さらには若者が多い、下世話かもしれませんが女子率高い(かわいい)等、確かに生活クオリティーが高そうなイメージがありましたが、「それであれば移住じゃなく観光でも良くないかな?」と思える部分もあります。
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ところがここにきて、株式会社gumiが福岡に「株式会社gumi West」を設立したり、LINE株式会社が福岡にグローバル展開を考え約1,000人が働ける社屋を建設を予定したりと、(デジタル産業だけの範囲ですが)生活基盤でもある「仕事」の側面も徐々に充実の方向へ伸びているようすです。
一方、30歳から40歳前後にかけての中心的な現役世代の不足しているという問題があります。
高島福岡市長は、福岡の特徴として15歳から29歳の若者の割合が日本一なことをあげていた。たしかに、九州全土から若い人たちが集まり、大学も多いため街全体としても活気に溢れている。
筆者も福岡出身のため、肌感覚としても理解できるところだ。最近では、10代や20代での起業やスタートアップも増えてきているという。しかし、30歳から40歳前後にかけての中心的な現役世代の不足があるのでは村上氏は指摘する。
『中心となる現役世代の不足と、地元の情報発信力の向上が課題−−福岡の起業コミュニティ醸成に必要なもの – THE BRIDGE』より
「仕事の機会が溢れ出しそうだけど、働き手がいない」というのが現状なので、この福岡移住計画の打ち出しているテーマは的を得ているのではないでしょうか。
今後のアイデアとしては、福岡に根付いているIT系コミュニティをフィーチャーした福岡移住計画のイベントや、地元のテクノロジ産業系Webメディア、クリエイティブ産業系Webメディアなどがあれば、もっと充実していくのでは無いかな?と思います。
あ、オレオカコム、頑張らなきゃですね。
一方、ネガティブな声も無いはずも無く、採用イベントに見える(もしくは採用イベントそのもの)当イベントは、福岡の良いところが見えないという意見があったりもするようです。
福岡市の活動全体を見るとそうでもないことはわかるし、「生活」には「働く」が確実に含まれているため、このアプローチは間違っていないのですが、確かに、このイベントだけをピックアップするとそうとも見れなくもないかな、と感じます。
「バランスって難しいな」と思いながら、この活動を応援したいです。